世界一無駄な留学

金も時間も無駄にした著者が、人生の敗者復活を目論む

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大学受験に失敗して絶望している君の為に、現実的な身の振り方を考える

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大学受験というものは、10代の若者が一番最初に経験するシビアな勝負だろう。理想の大学で理想のキャンパスライフへ憧れるあまり、この勝負が人生のほぼ全ての要素を決定するという感覚に陥っている若者も多い。

 
この大勝負で残念ながら敗者になってしまった人達も多い事だろう。恐らく、人生で初めて経験する強烈な敗北体験を自分の中で処理しきれない人達もいるはずだ。

 
今回は、大学受験に残念ながら失敗してしまったという人達に対して、適切な感情の処理の方法を提案していきたい。

大学受験失敗した時の感情

失敗する前まではあまり考えられないが、大学受験失敗後の絶望感というものは、想像を絶するものがある。


感じ方には確かに個人差があり、比較的ラフに受け止められる人も多い。しかし、絶望感から、「大学受験失敗 辛い」、「大学受験失敗 死にたい」とまで検索する人達も多いとなると、その絶望感は壮絶であり、かつ行き場のない感情をどう処理すれはいいか途方に暮れている人も多い事だろう。

 
実際問題として、この感情の処理の仕方を間違えると、処理の仕方を間違えると、人生に影を落とす問題になるのではないか、という懸念もある。


こんな話がある。

私自身が聞いた話を紹介すると、ある会社の50歳前後の男性の口癖は、「高校からA高校に入るのはむずかしいんだよ」ということ。
どういうことかと言うと、高校入試を経て超難関私立高校に入ったが、T大学に行けずK大学にすすんだとのこと。
K大卒として自信を持てばいいのに、コンプレックスを克服できずに、仕事も振るわず、50代にして窓際。
自分が輝いていた高校入試の成功体験にずっとしがみついて生きてしまっているのです。

2015年 実務教育出版 高濱正伸 「働くお母さんの子どもを伸ばす育て方」64Pより引用

この場合のT大学は東京大学、K大学は慶応義塾大学と推察される。K大卒として自信を持てばいいとか言いながら、著者の高濱氏は東京大学卒であるので、なかなかの嫌味をぶちかます著者である。


とまぁ、大学受験の失敗というものが、自分の人生全体に影響を及ぼすほど可能性を示す例である。

 
引用した例に限らず、大学受験の失敗というものがその後の人生にネガティブな影響を及ぼした例というのはよく聞く。だいたいが過去の大きな失敗で、この先も自分は敗者だというレッテルを貼ってしまう、というパターンが多いように思われる。
 

なぜこのように感じてしまうのか


大学受験の失敗など、受け取り方は個人差がある。「置かれた場所で咲けばいい」と、割とすぐに切り替えられる人もいる。また、その失敗を機に、一気に殻を破る輩もいたりする。トップYouTuberの一人、はじめしゃちょーにも、大学受験失敗の経歴があり、受験を通して「意味のないことに頑張れない人は、意味のある事にも頑張れない。」という、意味のよく分からない教訓を見出して頑張っていたりする。そもそも学歴などというものは、年齢を重ねていくにつれ、重要度は減っていく。今は分からないかもしれないが、本当にあまり考えなくなる。
 

確かに、大学受験の失敗とは、ストレスがかなり高いものだ。しかし、人生において、同等またはそれ以上のストレスレベルの体験というものはいくらでも起こりうる。離婚、失職、死別…など、人生の節目にこういった事は起こる。本人にとってのダメージの大きさは、それに対する思い入れや、一緒に過ごしてきた、携わってきた時間などで決まるのだろう。しかし、そこで死なないという決断をする以上、先に進まないわけにはいかないのだ。

 
つまり、側から見れば大学受験の失敗など、人生で起こる数ある失敗の1つであり、ある程度年齢を重ねれば、取るに足らないものである。

 
にもかかわらず、なぜ大学受験の失敗というものは、時にこれほど精神に大きな影響を及ぼすのか。
 

筆者の体験

と、ここまで冷めた感じで書いてきたが、私自身、その辛さというものはよくわかるつもりだ。


私など、大学受験の失敗などに飽き足らず、その他にも自分のキャリアの可能性を潰すどうしようもない失敗をたくさんしてきた。ここまで失敗ばかりなのもまた珍しいと思うが、それは当ブログで今までもいろいろ語ってきた。

www.longhardroadout.com



さて、大学受験の失敗は、何故辛いのか。

 
先程上で、人生の節目で起こりうるトラブルについて少し書いた。

 
もっと細かくあげれば、失恋、離婚、不本意な異動、失職、死別…等である。例え大学受験の段階で上手くいったとしても、人生でこれらの問題のどれか1つも経験しないことなどないだろう。

 
キャリアに関する厳しい現実などもいくらでも経験すると思うが、その最初に位置するのが大学受験の失敗なのだと思う。

 
私の父は、20代の頃芝居をやっていた。最近、その頃芝居を一緒にやっていた知人と再会したらしい。父は役者を辞めてしまったのだが、その知人は続けていたらしい。しかし、役者としてのキャリアは順調とは言えず、30代中盤の時に双極性障害を患ってしまったそうだ。

 
この話を聞いた時、大学受験の失敗も、このようなキャリアに関する厳しい現実と似たようなものなのだと感じた。

 
単純に、今まで自分がやってきた事が否定される感覚というのは、どう考えても辛い。いくら、この経験は糧になるとか、他人から言われようと(そしてそれが事実だろうと)、自分の努力が実らなかった経験というものは、人に無力感を覚えさせる。いくら他人のアドバイスが的を得ていようと、この感覚を消化しきれていない段階では、何の意味も持たない。だから、君たちはこのページに来たのだと推察される。

 
感情をきちんと処理し、考えられる最善の身の振り方を考えていこう。辛い気持ちは、一刻も早く消化してしまった方が良い。

最適な処理の方法

少し脅すような事を書いてしまったが、安心してほしい。適切な処理の仕方というものは存在する。

 
紹介する方法としては、ネットでよくあるような「自分を受け入れる」などという、「できれば苦労はしない」ようなものではなく、なるべく実用的な物を書いたつもりである。参考にしてほしい。

 

カウンセリングへ行く


手っ取り早く確実性が高い手段がこれだろう。医療機関、または民間のカウンセリングへ行き、あなたの胸の内を吐露するのだ。


カウンセリングとは基本的には、サポート業務である。カウンセラーがあなたの考えている事や感じていることの整理をし、辛さを軽減するためにはどうしたらよいか、前向きに動き出すにはどういう風に考えたらいいかということを一緒に考えていく、ということをしていく。NLP心理学を使ったカウンセリングなどは、ビジネスの研修に取り入れられていたりもする。

多少の金額はかかるが、一番手っ取り早く、回復する確率が高い手段だと思う。受験が終わってばかりで何もする気になれないかもしれないが、また次に目指すものを見つける一助にもなるはずだ。


カウンセリングの効果については、こちらの記事を読んでもらえれば確認できるだろう。

www.taitai-blog.com


私が通った事のあるものとして、以下のカウンセリングルームのリンクを貼っておく。こちらは、NLP心理学の要素を取り入れたもので、あなたの現在の心理的な問題点を明らかにし、次の行動を起こすための手助けをしていく場所だ。比較的安価なのもいいところだ。

cocolocourt.com

読書をする

世の中にはたくさんの良著があるが、特に大きなストレス体験後に立ち直るのを手助けする、メンタルヘルスの見地から書かれた書籍の中から二冊の良著を紹介する。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書


スタンフォード大学の健康心理学者ケリー・マクゴ二ガルの良著。今までの心理学の統計や自信が携わった調査の中から、強烈なストレス体験を上手に処理し、さらにはそこから成長するための科学的根拠のある方法論の数々を紹介していく。取り扱う事例としては、ベトナム戦争帰還兵や死別を経験した人々のPTSDなど、より重めのテーマが多いが、強いストレス体験という意味では参考になるだろう。私もこの本を読み、今まで失敗経験のままで大して振り返らなかった自身の経験を、人生の中でより意味を見いだすことができ、本当の意味で消化するきっかけになったと思う。

 
さらには、こちらも名著。

OPTION B~逆境、レジリエンス、そして喜び~


Facebook初の女性役員、シェリル・サンドバーグが、夫との死別の体験を乗り越えるために、心理学者のアダム・グラントに相談した内容をもとに、ストレス体験を乗り越えるための科学的方法論を、シェリル・サンドバークの実践の日々とともに書かれた本。上の「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」と類似の内容もあるが、こちらはどちらかというと、シェリル・サンドバーグの立ち直る日々にフォーカスを当てて、その中で適用できる方法論を紹介していく、というような感じ。

最初は結構、辛く、切ない。大学受験の失敗を忘れちゃうくらいの切なさだが、そんな彼女も今では立ち直っている。おすすめです。
 

まとめ

上で紹介した書籍「OPTION B」の中で、こんな話がある。

デーブがなくなってからわずか数週間後に、デーブが参加するはずだった父と子の催しのことでフィルに相談した。誰かにデーブの代わりをお願いする計画を二人で立てた。「でも、デーブにいてほしかった」と、つい弱音を吐いてしまった。フィルは私の方に手を回し、励ましてくれた。「オプションAはもう無理なんだ。ならば、オプションBをとことん使い倒そうじゃないか」。

完璧な人生なんてありえない。だからみんな、なんらかのかたちの「オプションB」を選ばざるを得ない。この本は、だれもがオプションBをとことん使い倒せるようにするための本である。

2017年 日本経済新聞出版社 「オプションBー逆境、レジリエンス、そして喜び」 17Pより引用

 

大学受験の失敗を経験し、希望は叶わない事があるという事は分かったと思う。しかしながら、今後そういう局面というものは、人生に何度か訪れる。君の努力に関わらず、敗北やら喪失やらは、またいずれやって来る。

 
大学受験の失敗だけではなく、君は人生のいろんな局面で、オプションBを選ばざるを得ないときが来るだろう。時には受け入れがたいかもしれない。しかし、これを機に、受け入れがたいものを受け入れるという事を経験しておくという事は、後の選択にかならず良い影響を及ぼす。
 

君は、よく頑張ったと思う。今は無力感があり、何もしたくないだろう。とりあえず少し休み、後でゆっくり、今後の事を考えれ良い。